岡山県立高 4708人の合格内定 一般募集枠は6097人に決定

 岡山県教委は17日、県内の公立高46校で今月行った2023年度特別入試などの合格内定者数と、3月に行う一般入試の募集人員を発表した。県立全日制では総定員1万805人のうち、内部進学などを含めて4708人の合格が内定し、一般入試の募集枠は6097人に決まった。

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 県立全日制では41校で今月8、9日に特別入試を実施した。6506人が受験し、合格内定者は4383人。平均競争率は前年度比で0.53ポイント減の1.48倍となった。県教委が募集枠の上限を緩和したのに伴い、28校が定員を拡大したことが倍率低下に影響した。

 特別入試以外の合格内定者は、中高一貫校(操山、天城、津山)の内部進学で313人、勝山蒜山校地と真庭市立蒜山中の「連携型中高一貫教育」の入試で12人の計325人。

 一般、特別入試の募集枠とは別に県外生徒向けの全国募集は9校で行われ、受験した31人のうち26人の合格が内定した。

 今春卒業見込みの中学生を対象にした県教委の調査によると、県立全日制(50校)への進学は1万1505人が希望。内定者を除くと一般入試の志願者数は6797人と推計され、平均競争率は1.11倍と前年同期(1.08倍)を上回る見通し。

 天城と津山の各理数科、玉野光南体育科は特別入試などで全員を選抜したため、一般入試の募集は行わない。

 一般入試の出願は21~24日(23日を除く)に各校で受け付ける。試験は3月8、9日で、合格発表は同16日。病気欠席者らを対象にした追試も16日にあり、新型コロナウイルス感染などで追試も受けられなかった場合は24日に再度の受験機会を設ける。

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