チャンスでカップ右をすり抜ける 畑岡奈紗はもどかしいパット続く

あすはビッグスコアを目指したい(撮影/村上航)

◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 2日目(17日)◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)

連日の3連続バーディフィニッシュも、プレーの満足度を十分には上げられない。畑岡奈紗はスコアを伸ばして最終ホールを締めたが、グリーン上でキャディのグレッグ・ジョンストン氏と言葉を交わす表情は真剣だった。「ショットは結構チャンスについたけれど、きのうほどパッティングが決まってくれなかったのが伸び悩んだところ」と改善点を口にした。

惜しいパットが続いた(撮影/村上航)

4アンダーから出た2日目はもどかしいホールが続いた。スタート10番のバーディパットは、カップの横で止まってタップイン。13番(パー5)はイーグルチャンスにつけたが右を抜けて2パットのバーディだった。「ああいうのを決めておきたかったですね」と振り返る。

ラウンド中は笑顔も(撮影/村上航)

その後も惜しいパットが続いて9ホールパーを重ね、後半5番から連続ボギーで後退。「途中まで左肩が(前に出て)被っている感じだったので、思ったよりも右に外すところが多かった」と、原因に気付いたのは後半7番に差し掛かったあたりだった。「ちょっと遅かったですね」と悔やんだが、7番から3連続バーディを奪って4バーディ、3ボギー「71」とアンダーパーに引き戻して2日目を終えた。

トップを追いかける(撮影/村上航)

パッティングに課題は残ったが、ショットの感触は悪くない。「心配していた右プッシュは出てこなかったので、ショットはそんなに悪くない。あしたも風が強い中でのプレーだと思うので、アプローチとパターでうまくリカバリーできたらと思います」と話した。予選ラウンドを終えて、首位と8打差の17位。初上陸の地での優勝はまだ視界にある。(キング・アブドラ・エコノミック・シティ/谷口愛純)

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