諫早の牡蠣グルメ味わって 20日から「頂」フェス 3月20日まで

牡蠣「頂」フェスをPRする飲食店主ら=諫早市栄町、ベースカフェ

 諫早市特産の小長井牡蠣(がき)や、これから旬を迎えるブランド牡蠣「華漣(かれん)」などの食材を通じ地域の魅力を発信する牡蠣「頂(いただき)」フェスが20日、市内で始まる。16店舗が和食や中華、ファストフードなど、バラエティー豊かな料理を提供する。3月20日まで。
 6次産業化などによるまちおこしを目標に生産者と製造業、飲食店をつなぐ「ISAHAYA頂プロジェクト」第3弾。市民グループでつくる実行委(陣野真理代表)が開く。市まちづくりサポート事業の一環。
 永昌東町の鮮魚店「竹野鮮魚」は、氷に大粒の華漣を乗せた「かき氷」を提供。女将の松田充佐子さんは「日本一に輝いた華漣を生で食べてほしい。SNS(交流サイト)映えを楽しんでもらえれば」と話した。
 土師野尾町の酒造会社「杵の川」はカキに合う純米酒「★と(スタート)…。」を開発。構想から4年かけ、かんきつ類やハーブのような香りの酒に仕上げた。
 蒸し牡蠣を包んだだし巻き卵に、生あおさのりあんをかけた一品を提供する八坂町の海鮮居酒屋「しあわせ咲場」の店主、早田章訓さんは「諫早の飲食店に人が集まるきっかけになれば」と期待を寄せた。
 期間中「★と(スタート)…。」などが当たるキャンペーンも実施。問い合わせは陣野さん(電090.2857.4775)。

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