シーガルズ 6試合ぶり白星 久光にフルセットで逆転

久光をフルセットの末に破り、笑顔で喜ぶ宮下遥(14)ら岡山シーガルズの選手たち=YMITアリーナ

 バレーボールのV1は19日、滋賀県草津市のYMITアリーナなどで行われ、女子で11位の岡山シーガルズは5位久光を3―2の逆転で下し、6試合ぶりの白星を挙げた。通算6勝18敗(勝ち点21)で順位に変動はなかった。

 セットカウント0―2とされたシーガルズは第3セット、高卒新人のセッター浜田ら若手主体に切り替えて反撃を開始。ラリーから着実に加点し、2セットを奪い返すと、最終第5セットはセンター及川のブロック、セッター宮下のツーアタックなどで突き放し、15―10で制した。

 首位JTは2位東レにフルセットで敗れ、3位埼玉上尾と4位NECはそろってストレート勝ちした。

岡山シーガルズ3―2久光

20―25

21―25

25―20

25―23

15―10

 【評】第1、第2セットを落とした岡山シーガルズは先発5人を入れ替えた第3セット以降、攻守の歯車がかみ合った。浜田、城戸陽らベンチ入り14人を全員起用する総力戦で3セットを奪い返した。ブロック得点は相手より7多い11、サーブレシーブ成功率も72.8%と安定していた。

 久光はサーブで12失点するなどミスが目立った。全セットに先発した石井(就実高出)は15得点を挙げた。

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