入札情報漏らし見返りにスタジアム観戦入場券か… 広島県職員(49)を加重収賄容疑で再逮捕 警察が家宅捜索

官製談合防止法違反などの罪で起訴された県庁の職員を、警察は22日、加重収賄などの疑いで再逮捕しました。

警察は、22日午後6時半ごろ、広島県庁の家宅捜索に入りました。

再逮捕されたのは県土木建築局建設産業課の主査 曽根田英一 容疑者(49)です。

警察などによりますと、曽根田容疑者はおととし、広島市の土木建築業社に勤める 島津江修 容疑者(54)に、県立大竹高校の校舎の改修工事の入札に関して予定価格の情報を漏らし、島津江容疑者の会社に落札させ、その見返りにおよそ12万円分のスポーツ観戦入場券を受け取った疑いがもたれています。

島津江容疑者は贈賄などの疑いで逮捕されました。

警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。

島津江容疑者の勤務先によりますと、島津江容疑者は、官公庁の工事に関する営業を担当していて、渡したのは、会社でもっているマツダスタジアムの年間指定のスイートルームのチケットとみられるということです。

曽根田容疑者は去年9月、別の公共工事の入札に関して設計金額を業者に漏らし、この業者に落札させたとして官製談合防止法違反などの罪で先週15日、すでに起訴されています。

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