東北産のカキを炭火で焼いて味わう出張カキ小屋「牡蠣奉行(かきぶぎょう)」が2月22日、福井県福井市のハピテラスで始まった。今年で5年目を迎える恒例のイベント。初日から多くのファンが訪れ、旬の味覚を堪能していた。3月14日まで。
東日本大震災の風評被害を受けた生産者を支援する飲食業者らでつくる実行委員会が、2012年から全国各地で開催している。
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宮城県石巻産のカキが中心で、支援価格として通常の半値の1キロ600円(税込み)で販売。小屋で焼くカキのほか、カキフライやカキ丼、カキ汁などもある。北海道産のホタテやサザエも提供している。
お昼を過ぎると若者や家族連れらが続々と来場し、小屋の中は磯の香ばしい匂いで満ちた。友人と訪れた高校生は「カキは身が大きく、友達と焼いて食べられるのも最高」と話した。
実行委の岩本憲繁さん(28)は「石巻産のカキはカキ好きに刺さるおいしさ。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけていた。
午前11時~午後9時(ラストオーダー同8時半)。席代として1人税込み400円(未就学児無料)が別途必要。問い合わせは牡蠣奉行=電話070-9080-5639。