『西肥バスの運行状況』 スマホ、バス停で簡単確認 アプリと掲示板 長崎県内初導入

(写真右から)「西肥バスナビ」のスマートフォン画面のイメージ、「スマートバス停」の映像のイメージ(西肥自動車提供)

 西肥自動車(長崎県佐世保市)は、路線バスなどの運行状況をスマートフォンで知らせる「西肥バスナビ」のサービスを28日に始める。併せて運行情報などを映像で掲示する「スマートバス停」を佐世保市街地を中心にしたバス停に設置する。いずれもバスの運行では、県内初の導入となる。
 「西肥バスナビ」は全エリアの路線バス、佐世保-長崎空港間の特急バスが対象。専用アプリをダウンロードして利用する。乗降車する区間を設定すると、その区間を運行しているバスの位置情報が確認できる。バス停は地図からも検索ができ、バス待ちのイライラを解消したり、混雑の緩和につながるとしている。
 「スマートバス停」はバスの位置情報や直近の時刻表などを映像で見やすく表示する掲示板。雪、台風などによる運休情報も、速やかに知らせることができる。設置場所は佐世保駅前、京町、ハウステンボス、長崎空港など10カ所。
 また、定期券購入などのクレジットカードの利用について、取扱窓口を拡大。3月20日までに直営すべてとなる9カ所の窓口で対応し、主要会社のクレジットカードの利用が可能となる。
 同社は「お客さまの利便性向上に取り組み、持続可能な路線バスサービスの提供に努める」としている。

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