G7広島サミット開催に伴い、広島を訪れる観光客が増えることを受けて、原爆資料館がタクシーのドライバーを対象にした研修会を開きました。
この研修会は、観光客や修学旅行生などを案内する観光従事者に被爆地ヒロシマを正しく伝えてもらおうと、開かれたものです。
会場には観光タクシーのドライバー18人が参加しました。はじめに3歳のときに爆心地からおよそ1.6キロの自宅で被爆した 清水弘士 さんが体験を証言。参加者は、核兵器がもたらす惨禍を伝える清水さんの話に聞き入っていました。
このあと、日頃から平和公園を案内しているボランティアから園内の慰霊碑について現地で説明を受けました。
参加したタクシードライバー
「広島で実際に起きたことをですね、少しでも詳しく伝えられるように、きょう習ったことを伝えていきたいと思います」
原爆資料館の関係者は、「サミットを機に、核兵器廃絶を願う『ヒロシマの心』をいっそう広めてほしい」と話しています。