「幼い妹にはもう会えない、覚悟の出撃」特攻隊員最後の手紙を展示 広島県呉市

終戦間際に特攻隊員たちが最後に残した手紙の展示会が、広島県呉市の大和ミュージアムで開かれています。

この交流展示会は、鹿児島県にある知覧特攻平和会館の資料を紹介したもので、6年前から毎年、開催されています。

今年のテーマは、「兄として特攻隊員が守りたかったもの」。終戦間際、知覧基地から沖縄に向けて出撃した特攻隊員が弟や妹に宛てた手紙など15点が展示されています。

そのほか、当時の知覧基地での生活の様子や特攻隊員のエピソードについても紹介されています。

来館者
「さよならって書いてある。小さな妹さんには、もう会えませんって書いてあって、覚悟の出撃ですね」
「こういう歴史が日本にあったという事を再認識した。二度と戦争をやっちゃいけない」

展示会「明日を生きる弟妹たちへ」は、来月21日まで大和ミュージアムで開かれています。

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