石田さん(諫早商2年)が見事合格! 高校生には難関「応用情報技術者試験」 将来はIT関連の仕事に

合格証書を手にする石田さん=諫早商業高

 高校生には難関とされる国家試験「応用情報技術者試験」に、諫早市の県立諫早商業高情報科2年、石田泰雅さん(17)が合格した。将来は情報技術(IT)関連の仕事に就きたいという石田さんは、さらに難度が高い国家資格「ネットワークスペシャリスト」の在学中の取得を目指している。
 春と秋の年2回実施している応用情報技術者試験は、業務経験を積み、IT技術や企業活動への深い知識を持ったプログラマーやシステムエンジニアが受験者の中心。石田さんは昨年秋に受験し、1月に合格証書が届いた。同校によると、本年度は全国で6万8518人が挑み、受験者の平均年齢は約30歳、合格率は25.3%。本県高校生に限って見ると、32人が受験し、合格者は石田さんを含め2人だった。
 石田さんは中学2年の時に部品を組み立ててパソコンを自作したほどのコンピューター好きで、知識と技術を伸ばそうと受験。午前2時~3時に起床して登校まで朝勉強し、放課後は図書館に通う毎日を送った。合格に「IT分野は進化が速く、飽きない。新しい技術が次から次に生まれてくるので、学ぶのが面白い」と笑顔を見せた。


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