3月前半は気温かなり高い日も、福井地方気象台「10年に1度程度の暖かさ」…花粉の飛散は? 2023年

 福井地方気象台によると2月28日、3月1日の福井県内の予想最高気温は15~16度で3月末から4月上旬並みの暖かさとなる見込み。その後、一時的に寒波が戻る日もあるものの、5日以降は気温がかなり高い日もある予想で「この時期としては10年に1度ほどしか起こらない暖かさ」(同気象台)になるという。融雪が進むとして、積雪の多い地域ではなだれに注意するよう呼び掛けている。

 福井県内は晴れることに加え、温かい空気に覆われる影響で、2月28日の予想最高気温は15度で3月末並み、3月1日は16度で4月上旬並みとなる見込み。2、3日は一時的に寒波が戻り、それぞれ10度、11度と一時的に下がるが、その後は寒気の影響を受けにくく次第に上昇するという。

 5日以降はかなり高い日もある予想で、7日(5~9日の5日間平均)~11日(9~13日の5日間平均)は15~16度と「この時期としては10年に1度程度」(同気象台)の暖かさになる見通し。季節外れの暖かさとなることから、同気象台は農作物の管理にも注意するよう呼び掛けている。

花粉の飛散は?花粉症の人は28日から注意…

 気温の上昇とともに気になるのが花粉の飛散。民間気象会社「ウェザーニューズ」によると、北陸地方では例年3月上旬からスギ花粉飛散のピークを迎えるという。

 福井県内の2月27日の花粉飛散状況は「少ない」だが、28日以降は1段階上がり「やや多い」予報で、担当者は「花粉症の方は注意を」と話す。同社のシステムで1時間当たり5~14個の花粉を観測するレベルという。

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