「チーム・バチスタの栄光」海堂尊さん、福井県立大学の客員教授に 医療ミステリーの人気作家、3月1日から

海堂尊さん

 福井県立大学は2月28日、「チーム・バチスタの栄光」などの医療ミステリーで知られる作家で医師の海堂尊さん(61)が、3月1日から客員教授に就任すると発表した。主に県民向けの公開講座やシンポジウムなどを担当する。委嘱期間は2026年3月末まで。

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 海堂さんは千葉大学医学部卒業後、病理医として放射線医学総合研究所(千葉県)で勤務し、14年に退職した。作家として医療を題材にした人気小説を多数発表しているほか、死因を究明し医療事故や犯罪の見逃しを防ぐ死亡時画像病理診断に関するノンフィクションを多く手がけている。

 福井県立大によると、同大の医学系教員と海堂さんが交流があり、今回の委嘱に至った。

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