“復活”に期待!名門DIADORA、90年代「最高のユニフォーム」8選

かつてイタリア代表のサプライヤーを務めた名門ブランドDiadora。

現在でも欧州を中心に活動を続けてるが、近年契約するチームの数や規模は90年代や2000年代とは比較にならないほど小さい。

そんなDiadoraが今年に入り南米の古豪ベレス・サルスフィエルドと契約。1月に発表されたユニフォームは、かつてのイタリア代表を彷彿とさせるデザインが一部ユニフォームファンを喜ばせている。

ここでは、何やら“復活の気配”を感じさせるDiadoraが90年代に手掛けた名作ユニフォームをご紹介したい。

デュイスブルク

デュイスブルク 1997-98 Diadora ホーム

近年はブンデスリーガの2部と3部を行ったり来たりのクラブだが、90年代後半は4季連続で1部を戦っていた。クラブのそんな“プチ黄金期”の一着で、青白ボーダーにチームの愛称“シマウマ”を連想させるゼブラ模様が特徴的。右胸のロゴと襟の形状は別バージョンも存在する。

ザンクトパウリ

ザンクトパウリ 1991-92 Diadora ホーム

わりとサプライヤーを頻繁にチェンジするザンクトパウリは、この91-92シーズンのみDiadoraと契約していた。4分割デザインはクラブでも異色で、胸元はDiadoraキットでは珍しい編み上げスタイル。元々希少ユニが多いザンクトパウリのなかでも極めてレアなキットである。

ウディネーゼ

ウディネーゼ 1999-2000 Diadora ホーム

セリエAで上位争いを繰り広げた90年代後半の躍進が思い出されるユニフォーム。白黒ストライプをベースに当時の定番スタイルだった襟付きデザインは現在でも評価が高く、歴代でも人気のユニとなっている。袖にあしらった“連なるDiadoraロゴ”のスタイルも懐かしい。

ボローニャ

ボローニャ 1998-99 Diadora ホーム

かつては中田英寿も在籍し、最近では冨安健洋の古巣として認知されているボローニャ。Diadoraとは96-97から99-00までの4シーズンでパートナシップを結んだ。左半身に大きなエンブレムを透かしであしらった当時のキットは人気が高く、ジュゼッペ・シニョーリ(画像)活躍の記憶も重なる。

ローマ

ローマ 1998-99 Diadora アウェイ

クラブとDiadoraの契約は1997-2000と2003-07の2期に分けることが出来るが、この98-99モデルはそんなDiadora時代を代表する一着と言えるだろう。定番の赤いホームキットも素晴らしいが、色・デザインのバランスが見事なアウェイは珠玉の一着だ。

ベルギー

ベルギー代表 1996 Diadora ホーム

Diadoraは1992年から98年までサプライヤーを担当。W杯出場という“実績”を考慮すると1998モデルがDiadora時代における最高の一着かもしれないが、すっきりとしたデザインの96モデルも外し難い。前面の大きなエンブレムの透かしは98モデルと共通する。

イタリア

イタリア代表 1992 Diadora ホーム

Diadora名作ユニフォームにイタリア代表は欠かせない。1985年から94年まで契約し、ワールドカップや欧州選手権でアズーリを支えた。当時のイタリアサッカー連盟の方針でシャツにメーカー名は掲出していない。94年アメリカW杯でも着用したこのキットは決勝戦での劇的な幕切れというドラマ性も手伝い、今なお人気が高い伝説のユニフォームだ。

ギリシャ

ギリシャ代表 1993 Diadora ホーム

近年ではNikeやadidasのイメージが強いギリシャだが、90年代の大半を共にしたパートナーはDiadora。94W杯欧州予選などで使用した93モデルの濃淡青で描いたグラフィックは、主張控え目なデザインが多いギリシャでは異色ながらも美しい。

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