集団登校の小学生の列に軽トラックが接触し立ち去る 運転の70代男性を書類送検へ 広島

先月、広島県福山市で集団登校をしていた小学生の列に、軽トラックが接触し、走り去った事件で、警察が、軽トラックを運転していた70代の男性を過失運転傷害などの疑いで今月中にも書類送検する方針であることが分かりました。

警察によりますと、先月9日午前7時40分ごろ、広島県福山市引野町の市道で、路側帯を14人で歩いて集団登校をしていた小学生の列に、向かい側から走ってきた軽トラックが接触しました。複数の児童が足をくじくなど、軽いけがをしましたが、軽トラックは事故の後、そのまま現場から立ち去りました。

警察によりますと、小学生たちの目撃証言や、あたりを走っていた車のドライブレコーダーなどを捜査したところ、軽トラックの運転手を福山市内の70代の男性と割り出しているということです。

また、けがをした児童の人数は当時、6人としていましたが、現段階では4人と判断しています。

軽トラックには顕著な損傷などは見あたらず、男性はすでに小学生の保護者たちと連絡をとるなどの対応をしているということです。

警察は、過失運転傷害などの疑いで男性から任意で事情を聞いていて、事故を起こした認識の有無などを慎重に見極めたうえで今月中にも書類送検する方針です。

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