消防と運航会社が合同で… 船の火災を想定した対応訓練=静岡県下田市

船の火災を想定し、下田消防と神新汽船が合同で初期対応と消火活動の訓練を実施しました。

この訓練は船舶事業者の事故発生時の対応と下田消防本部の船舶火災における消火技術の向上を目的に行われ、下田消防本部や神新汽船の関係者およそ50人が参加しました。

<避難誘導の呼びかけ>「これより乗組員が皆様のもとに参りますので、焦らず誘導に従って退船を始めてください」

訓練は接岸中のフェリーに載った車から出火した想定でまず、船員による乗客の避難誘導が行われました。その後、通報で駆け付けた下田消防本部が取り残された人の救助と消火作業などを実施しました。

<下田消防本部 警防課 笹本雅彦 課長>「中々事業者と合同でできる訓練がありませんので、非常に有効だと思います。災害にこの訓練を生かしていければと思います」

参加者は作業手順や必要な処置を確認しながら真剣に訓練していました。

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