3日、広島市内の中学校で同級生を包丁で切りつけた中学1年生の男子生徒(13)が、包丁の他にも果物ナイフ1本と画びょう1ケースを自宅から持ち込んだと話していたことが分かりました。
広島市教育委員会や学校によりますと3日午前、広島市立の中学校で、1年生の男子生徒(13)が同じクラスの男子生徒(12)を自宅から持ち込んだ包丁で切りつけてけがを負わせました。
男子生徒は、切りつける相手について「誰でもよかった」と話しているということです。
広島市教委によりますと、男子生徒は教員に対して、包丁の他にも「果物ナイフ1本と画びょう1ケースを自宅から持ちこんだ」と話したということです。
また男子生徒は切りつけた後、包丁を持ったまま教室に戻り、駆け付けた教員の指示に従って暴れたりすることなく、静かに包丁を床に置いたとしています。
学校ではカウンセリングを続け、3日は35人の生徒が相談を受けましたが、4日は生徒からの相談はなかったということです。
6日には全校生徒に不安や体調などについてアンケートを実施して、心のケアにあたることにしています。