“長崎日大旋風” 巻き起こそう センバツへ壮行式 10日に組み合わせ抽選会

県高野連の山口会長から選抜旗を受け取る平尾主将(右端)=長崎日大学園

 第95回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園)に2年連続で出場する長崎日大の壮行式が4日、諫早市の同校で行われ、選手たちが憧れの舞台での全力プレーを誓った。
 エントランスの式の様子を高校1、2年生と中学生ら計約1500人が見守る各教室へ流した。選手は名前が呼ばれるとカメラに向かってポーズを決めて入場。県高野連の山口千樹会長が平尾大和主将に選抜旗を手渡した。
 山口会長は「たった4校しか選ばれない九州の代表。1回戦や2回戦で負ける県ではなくなってきている。ベストな状態で長崎の野球を見せてほしい」と激励。池内一郎校長は「価値ある経験からの学び、大きな成長という意識を持って大事に戦ってきてほしい。みんなで一つのチームになって長崎日大旋風を巻き起こそう」と呼びかけた。
 昨年は初戦で近江(滋賀)に延長タイブレークの末に惜敗。当時もスタメンで出場した平尾主将は「自分たちができる恩返しは甲子園での勝利」と誓い、高校生徒会の吉本夏楓会長が「名誉と誇りを胸に心身ともに成長した最高のプレーで感動を与えてください」とエールを送った。
 選抜大会には県勢史上初めて長崎日大と海星が2校同時出場。組み合わせ抽選会は10日に実施される。

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