ぬかるむ湖底、野鳥一休み 栃木・遊水地の谷中湖で干し上げ

干し上げで湖底が見えるようになった谷中湖

 栃木県栃木市渡良瀬遊水地内の谷中湖で、水質保全のために水を抜く干し上げが行われている。干潟のような景観となり、陸地化した湖で鳥たちが羽を休めている。

 湖底を露出させて日光に一定期間さらす干し上げは、かび臭の原因となる植物プランクトンなどの発生を抑制する効果がある。

 遊水地を管理する国土交通省利根川上流河川事務所は1月中旬から水位を下げ始め、現在は満水位より約6.7メートル下がった状態になっている。今月下旬から水位を戻していく。

 同事務所は、湖底や護岸はぬかるんでいるため近づかないよう呼びかけている。

干し上げで湖底が見えるようになった谷中湖

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