栃木県栃木市で昨年11月、女性がダンプカーにはねられ死亡した事故に関連し、ダンプカーを所有する土砂運搬業者が常習的に過積載を行っていた実態が栃木県警の捜査で浮かび上がった。義務付けられた安全運転管理者(安管)の選任をしていなかったことも判明。県警は6日までに、道交法違反(過積載の下命、安管選任義務違反)の疑いで同市内の運搬業者と50代男性社長を書類送検した。男性社長は取材に対し「過積載をしなければ経営が成り立たなかった」などと釈明した。
事故は昨年11月29日未明、同市都賀町家中の市道で発生。自転車の40代女性が、30代男性運転手のダンプカーに追突され死亡した。県警の事故捜査の過程で、ダンプカーの過積載の疑いなどが浮上した。