「批准実現まで続ける」109万超える署名 核兵器禁止条約への参加求め提出

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は、核兵器禁止条約への参加を求める岸田総理宛ての署名を提出しました。

外務省に最高齢93歳をはじめとする15人の被爆者などが訪問。外務省 軍備管理軍縮課の担当者に署名を手渡しました。

署名は、条約が発効したおととし1月22日からことし1月末までに集めた累計109万8810人分です。

提出にあたり日本被団協は、ロシアの核による威嚇に触れ、「核攻撃を受けた唯一の国である日本政府は、核兵器の禁止から廃絶へ今こそ先頭に立って世界をリードするとき」と岸田総理に対して訴えています。

明田静江 さん(93) 広島被爆 家族失う
「使っちゃだめですよ。原爆だけは使わないほうがいい。原爆は遭った者じゃないとわからないから」

日本被団協 木戸季市 事務局長
「この署名は(日本の)批准が実現するまでやるんだと」

アメリカの核の傘に頼る日本政府は条約には後ろ向きですが、木戸事務局長は命ある限り署名運動を続けると力を込めていました。

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