“日本一のドレッシング”決まる 従業員15人の“地方の逸品”が最高金賞

全国のドレッシング日本一を決める「ドレッシング選手権」の審査結果が発表されました。

日本野菜ソムリエ協会が主催する「ドレッシング選手権」には、全国から91種類のドレッシングがノミネートされました。審査では味だけでなく開発秘話やパッケージの良さなど、食の専門家による総合的な判定が行われ、20種類が1次審査を通過しました。そして一般審査とSNSでの投票も加えた最終審査が行われ、3月7日に"ドレッシング日本一”が決定しました。

東京勢を抑え、最高金賞は福岡県の従業員15人という小規模のメーカー・Hisheriが作る、福岡県のブランドイチゴ・あまおうを使ったドレッシング「糸島野菜を食べる生ドレッシング・あまおう」が獲得しました。地元の食材にこだわり、イチゴのあまおうのほか、すりおろしたタマネギも入っていて、ドレッシングだけで食べるファンもいるということです。表彰式にはブランドを立ち上げた夫婦が福岡から駆け付け、正木淳代表は「うちは少人数でやっているので反響がどうなるか予想もできないが、精いっぱい、皆さんの期待を裏切らないように頑張っていきたい」と喜びを語りました。

審査員長を務めた料理研究家のMICHIKOさんによると、最近のトレンドは「フルーツや野菜の甘みを生かしたドレッシング」だということです。MICHIKOさんは「(多くのドレッシングが)肉や魚にも合うということで、使い勝手が抜群によくなっている。サラダだけに限らず、万能調味料としてドレッシングを食べてほしい」と話しています。

最終審査に残った20種類のドレッシングは3月15日から日本橋三越本店で販売会が行われるということです。

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