長崎港 国際クルーズ船の予約再開 3月中旬にも入港予定

 長崎県は7日、長崎港での国際クルーズ船受け入れについて、同日から予約を再開したと発表した。今月中旬に最初の船が入港予定。同港への国際クルーズ船の寄港は、新型コロナウイルス感染症が国内で拡大する前の2020年2月以来、約3年ぶりとなる。
 港湾管理者の県などが6日までに、国際クルーズ船を安全に受け入れるための運用方針と、船内感染発生時の役割分担などを定めた緊急時対応計画を取りまとめた。県港湾課によると、4月末までの2カ月間で約20隻の入港の打診があり、一部は既に予約確定に向けて船内の感染症対策の確認などを進めている。今後、保健所の合意を得て予約を受け付ける。
 同課によると、長崎港への国際クルーズ船の年間入港数は、2017年が263隻で最多。乗客約76万人が訪れた。同課は「安全安心を担保して受け入れ、地域活性化につなげたい。コロナ禍前のにぎわいを取り戻したい」としている。
 入港情報は、予約が確定次第、長崎港のホームページに随時掲載する。

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