広島県海田町と東広島市を結ぶ国道2号「東広島・安芸バイパス」が、19日に全線開通します。
開通を前に、メディア向けの試走会が開かれました。
末川徹記者
「道路の両側には、西条バイパスが通っています。新しく開通するバイパスに伴い、インターチェンジもでき上がりました。その一つ、東広島市の八本松西ICです。きょうは、この場所から車を走らせます」
19日夕方に開通するのは、東広島市八本松と広島安芸区を結ぶ8.4キロと、海田町の一部区間1.6キロです。
これにより、全長17.3キロの「東広島・安芸バイパス」は、全線が開通します。
末川徹記者
「広島市方面に向けて、車が走っています。新しいバイパスなので、道路の舗装がとてもきれい。周りの景色もよく見える。山あいに囲まれていて、市街地・民家も良く見えます」
車のナビに注目すると…。
末川徹記者
「山の中、道なき道を走っているような感覚で、すごく面白い感覚。まだ開通していないので、車のナビには反映されていません」
一方、こちらは、「東広島バイパス」と並走する国道2号…。
広島の東西を結ぶ大動脈です。
しかし、瀬野川沿いでは、急こう配で、鉄道の難所として知られる「セノハチ」や、豪雨や積雪などで交通網がストップしてしまうことも少なくありませんでした。
末川徹記者
「瀬野東にきました。山沿いには、国道2号が通っていますが、こちらは急こう配・急カーブ。それと比べると、『東広島バイパス』は、道幅もゆとりがあって、道なりも真っすぐに感じます」
「東広島バイパス」の開通は、国道2号の渋滞緩和に加えて、安全性や利便性の向上が期待されています。
広島市役所から東広島市役所の所要時間は、現在より30分短縮できると見込まれています。
「東広島バイパス」は、19日の午後5時半から一般の車も通行できるようになります。