古江彩佳が優勝戦線へ 序盤の連続ボギー回避「うまく自分と付き合いながら」

東南アジア2試合に続く3連戦目。いきなり優勝も狙える位置で週末へ(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 2日目(10日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

上がり6ホールに4バーディをまとめて連日の「68」をマークした古江彩佳が、首位と1打差の通算8アンダー4位タイと優勝争いに絡んできた。

後半に爆発力を発揮するまで、序盤の我慢が光った形。2番(パー3)のボギー先行で迎えた3番(パー5)がターニングポイントになった。グリーン手前から高い土手を越えて打ち上げる4打目の寄せは、ピンの手前に止めるのが難しいシチュエーション。4m近くオーバーした後、パーパットをねじ込んだ。「最後まで曲がって(カップの)横から入るような(スライス)ライン。うまく読み切れた」とうなずく会心のセーブだった。

「あそこでボギー、ボギーにならず、(流れを)止められて良かった。3番で(パーパットが)入らなかったら、次もバーディは来ていなかったと思う」と振り返ったように、続く4番で反撃に転じる最初のバーディを奪った。左サイドに落とせばセカンドが一気に難しくなる左ドッグレッグで、1Wショットを狙い通り右サイドのコーナーに置いてからセカンドを1mに絡めた。

タイ、シンガポールと主戦場の米ツアーに続く3連戦目。「うまく自分と付き合いながら、いいゴルフができている。いい位置にいられているかな」。タフな日程で、いきなりの優勝も狙えるポジションだ。(高知県香南市/亀山泰宏)

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