栃木トヨタ自動車は11日、宇都宮市インターパーク6丁目のミナテラスとちぎで開かれたイベントで、今年の自動車レース「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」で使用する車両を披露した。美術予備校「KILALA美術学院」(宇都宮市)がデザインを担当した。
栃木の豊かな自然をイメージした鮮やかな青を基調に、県境などを描き、栃木らしさを全面に出した。デザインした同学院の卒業生で、多摩美術大3年津崎大和(つざきやまと)さん(22)は「制作時は平面でしか見ていなかったので、実物を見て感動した」と話す。
この車でレースに挑む栃木トヨタT2ファクトリーのドライバー鶴賀義幸(つるがよしゆき)さんは「学生の自由な発想で栃木の自然をうまく表現している。新たな気持ちで頑張りたい」と意気込んだ。
会場では「はたらくクルマ展」が開催され、子どもたちがパトカーや消防車、作業車の運転席に試乗するなどして楽しんでいた。