李強氏、新中国第8代首相に当選

全国人民代表大会(全人代)は3月11日、全体会議を開催し、中国共産党中央政治局常務委員の李強氏を首相に選出した。李克強・首相に代わり中華人民共和国の第8代首相となる。同日の香港メディアによると、李強氏は浙江省省長、江蘇省党委書記、上海市党委書記を務め、中華人民共和国では珍しく主に長江デルタでトップを務めた経験を持つ高級幹部。国務院での経験を持たない李氏が首相となるのは数十年来の慣例を打破することとなる。習近平・国家主席が浙江省トップを務めていた際に党委常務委員、秘書長を務めた。13日の全人代閉幕後に首相就任後初めての記者会見を行う。同日の会議では159人の全人代常務委員も選出され、民主建港協進連盟(民建連)の李慧瓊・主席が唯一の香港代表となった。48歳の李氏は歴代最年少の全人代香港代表の常務委員となる。

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