神奈川県南足柄市発祥の早咲き桜「春めき」が、市内各所で見頃を迎えている。同市の担当者によると、例年より1週間程度開花が早まったといい、薄いピンク色のぼたん雪が積もったように咲き誇っている。
春めき桜はカンヒザクラとシナミザクラの交雑種とされ、ソメイヨシノよりも早く咲き、甘い香りが特徴。約300メートル続くひな壇状の斜面に、120本が植えられた怒田丘陵(一の堰(せき)ハラネ、同市怒田)では、満開となった春めき桜を目当てに近隣の住人らが散策し、撮影する姿が見られた。小田原市から愛犬と訪れた女性は「SNSで取り上げられていたので来てみた。きれいに咲いていますね」と喜んでいた。
南足柄市内では狩川両岸(同市狩野、中沼)でも楽しめる。各所の開花状況に関する問い合わせは市商工観光課電話0465(74)2111。