盲導犬の理解深める 上三川町図書館で講演会

歩行体験をする参加者

 【上三川】町図書館は11日、講演会「図書館で盲導犬を学ぼう」を同館で開いた。町内の親子ら約15人が盲導犬への理解を深めた。

 東日本盲導犬協会(宇都宮市)の久野(くの)さやかさんが講師を務め、目の不自由な人の生活や盲導犬の役割、訓練のやり方などを説明。「街中で盲導犬を見かけたら、声をかけたり見つめたりしないで、危ないときは盲導犬ユーザーさんに声をかけてあげて」と呼びかけた。

 アイマスクを着用した歩行体験も行われた。参加者は同協会の盲導犬シンディの先導で、障害物をよけながら歩いた。「指示通りに動けたら褒めて」とアドバイスを受けていた参加者は、ゴールに着くと「グッド」と声をかけてシンディをなでていた。

 上三川小2年小島優季(こじまゆうき)君(8)は「歩行体験は真っ暗で、転びそうになった。盲導犬を連れた人が困っていたら手伝いたい」と話した。

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