色とりどり 繭玉飾り 『笑迎WEEK』始まる 佐世保・江迎

商店街の「いっぷく処」に飾り付けられた繭玉=佐世保市江迎町長坂

 江戸時代に宿場町として栄えた佐世保市江迎町で12日、町民の笑顔と、「繭玉飾り」や手水鉢に花や繭玉を浮かべた「繭花手水」で観光客らを迎える「笑迎(えむかえ)WEEK」が始まった。4月9日まで。
 期間中は色とりどりの繭玉飾りが町内を飾る「第22回肥前えむかえ繭玉まつり」(同まつり実行委員会主催、4月2日まで)、潜龍酒造「春の本陣蔵開き」(4月8、9日)がある。宿場町風情を楽しむまちなか散歩、町内4店舗で期間限定御膳の提供や各種イベント、昔ながらの遊びや繭玉づくりなどが楽しめる。

勇壮な獅子舞太鼓の演奏などで開幕を祝った「肥前えむかえ繭玉まつり」(笑迎WEEK)=佐世保江迎町

 同WEEKは「住んでよし、訪れてよし」の観光まちづくりでにぎわいを創出しようと江迎活性化協議会(木下雅博会長)が主催。コロナ禍で繭玉まつりの開催は3年ぶり。今年は寿福寺や潜龍酒造も見どころスポットに加え、商店街や地域の家並みを色とりどりの繭玉や花手水で飾った。
 オープニングイベントには佐世保市の朝長則男市長ら約100人が出席。江迎獅子舞太鼓の勇壮な演奏、江迎少年少女合唱団の美しいコーラス、餅まきなどがあり、同WEEK、繭玉まつりの開幕を祝った。

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