宇都宮でサル目撃が相次ぐ 北部から南下か

 宇都宮市内で6日から14日にかけて、サルの目撃情報が計5件相次いでいる。目撃現場は同市中岡本や柳田町、中島町で、市は同じサルが市内の北部から南下している可能性があるとみる。市民らに注意を促している。

 市農林生産流通課によると、6日に中岡本町の民家で目撃され、8、10の両日に柳田町、13、14の両日に中島町でも目撃された。いずれも民家が点在する田園地帯という。サルは成獣とみられる。

 市と猟友会が目撃現場周辺のパトロールをしており、14日時点でけが人や物を壊されるなどの被害は確認されていない。

 春に市内でサルが目撃されるのは珍しいという。同課は目撃情報を市のホームページで公開し、「サルを目撃しても近づかず、避難して市や警察に通報してほしい」と呼びかけている。

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