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長崎県内ほとんどの公立中学校で14日、卒業式があり、約1万1100人が学びやを巣立った。中学3年間を新型コロナウイルス禍で過ごした学年だった。佐世保市城間町の市立宮中では、歌唱以外は原則マスクを外して参列した。
卒業生11人を代表して答辞を述べた長野真也さん(15)は、入学直後に休校となり「みんなに会えない寂しさでいっぱいだった」という。3年生の修学旅行では、感染拡大により目的地が変更になったが「行けるとわかった日の喜びは忘れることができない」と振り返った。卒業する仲間たちに「進む道は違うけれど、それぞれの道を自分らしく切り開こう」と語りかけると、生徒らは、ほほを伝う涙を手で拭っていた。
卒業証書を手渡した熊本直樹校長(59)は「困難な環境の中でさまざまなことをやり遂げた自信を誇りにして」と励ました。