「島守の塔」「極主夫道」...人気作撮影した場所は 県内ロケ地マップ12弾発行 撮影時エピソードも

県内の撮影地が紹介されている「とちぎ県ロケ地マップ」

 県フィルムコミッション(FC)は、県内で撮影された映画やドラマ7作品のロケ地の情報をまとめたパンフレット「とちぎ県ロケ地マップ」の第12弾を発行した。太平洋戦争末期の沖縄県警察部長荒井退造(宇都宮市出身)らの姿を描いた映画「島守の塔」と、計3作品のロケ地となった県庁は、それぞれ見開きで特集した。

 島守の塔の特集では、県内ロケ地のうち、宇都宮市の大谷資料館や市貝町の国重要文化財「入野家住宅」など6カ所を紹介している。県庁では、日本テレビ系ドラマ「悪女(わる)〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?〜」などの撮影があり、本庁舎や県議会議事堂などでの様子を掲載。ほかに、映画「極主夫道ザ・シネマ」が撮影された宇都宮市のオリオン通り商店街なども取り上げた。

 各ロケ地の撮影時のエピソードや周辺の観光スポット、グルメ情報も盛り込んだ。1万部発行。県内の道の駅などで順次配布するほか、県FCのホームページで電子版を閲覧できる。

 事務局の県観光交流課は「普段見慣れた場所の魅力を再確認してほしい。各地の観光地やグルメにも親しんでもらいたい」と呼びかけている。

 

 

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