静岡県静岡市は3月15日、定期人事異動を発表し、不祥事が相次ぐ消防局のナンバー2、消防次長に市の事務職員を配置することを明らかにしました。
静岡市の田辺信宏市長は15日、臨時の記者会見を開き、4月1日付の定期人事異動を発表しました。田辺市長がポイントの一つとして挙げたのが、不祥事が相次ぐ静岡市消防局のナンバー2、消防次長に事務職員を配置することです。
<静岡市 田辺信宏市長>
「内向きの組織になってしまったのではないか?上意下達の組織で上から下への指示は回るけど、下から上に必要な情報が届いているか、疑念を感じている」
これまで消防次長は消防の生え抜き職員が務めていましたが、今回の異動で組織の立て直しを図る狙いです。また、台風15号の教訓を踏まえ、局長級の危機管理監を新たに設けた上、新設の危機管理係に職員2人を充てることにしました。異動対象は1830人で前年と同じ規模ということです。