今季からマンチェスター・シティでプレーするノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。
UEFAチャンピオンズリーグのRBライプツィヒ戦で5ゴールを叩き出す圧巻のプレーを見せた。
これで今季の得点数は39ゴールとなり、3月ながらシティの1シーズン最多得点記録を更新。
また、出場25試合でCL30ゴール到達は史上最速、22歳と236日でのCL30ゴール到達も史上最年少記録となった。
いまや世界最強ストライカーになりつつあるハーランドは、レッドブルザルツブルク時代に南野拓実ともプレー。
南野がリヴァプール時代の27歳の誕生日にゴールを決めた際には「Takuuuuuuumi」とのメッセージを送っている。
ここでは彼と同じように日本人とプレーしたことがある世界的ストライカーを振り返ってみる。
長友佑都とサミュエル・エトー
もとはレアル・マドリーで育成されたものの、宿敵バルセロナの選手として大暴れしたカメルーン人FW。
2009–2011シーズンにインテルで長友とともにプレーしている。
長友はインテルの主力として通算210試合に出場しており、ディエゴ・ミリートやマウロ・イカルディらともチームメイトだった。
なお、42歳になったエトーは現在、カメルーンサッカー連盟の会長を務めている。
内田篤人とラウール・ゴンサレス
レアル・マドリーの絶対的エースとして、通算323ゴールを決めた元スペイン代表FW。
33歳でレアルを離れる決断を下したラウールはシャルケに新天地を求め、内田と同僚に。在籍2年間で98試合40ゴールと確かな結果を残した。
当時、シャルケを率いていたマガト監督は、クリストフ・メッツェルダーからラウールとの交渉を打診された際、「いかれてるのか」と思ったほどだったそう。当初はありえないと思われていたようだ(加入したタイミングは内田と一緒)。
中田英寿とガブリエル・バティストゥータ
リオネル・メッシに抜かれるまでアルゼンチン代表の最多得点記録保持者だった本格派ストライカー。
フィオレンティーナの大エースとして活躍した後、31歳だった2000年にローマへ移籍し、ヒデとチームメイトになった。ローマでは20ゴールを叩き出し、スクデット獲得に大貢献を果たしている。
実は、レアル・マドリー、ミラン、マンチェスター・ユナイテッドからオファーがあったもの、「退屈になることは分かっていた」ため、フィオレンティーナで長年プレーするほうを選んだとのこと。
ローマ時代の同僚であるカッサーノからはケチで嫌なやつだと酷評されたが、「カッサーノに嫌われるのは、光栄に思えるね。彼には憐れみを感じる。彼はサッカーがくれた人間として成長するチャンスを生かせなかった」と反論している。
吉田麻也とサディオ・マネ
近年のリヴァプールで10番を背負ってきたセネガル代表FW。
サウサンプトン時代に吉田麻也と、リヴァプールでは南野と同僚になった。吉田によれば真面目な性格で移籍についての相談をされたこともあったとか。
今季からバイエルンに移籍したが、ブンデスリーガで感銘を受けた選手のひとりとして、鎌田大地の名前を挙げている。
香川真司とロベルト・レヴァンドフスキ
近年のサッカー界で世界最強ストライカーに君臨してきたポーランド代表FW。
2010年に香川と同じタイミングでドルトムントに加入し、チームメイトになった。
後年、「最初にブンデスリーガにやってきた時のシンジはこの世の物とは思えないくらい素晴らしかった。全てを持っていたよ、右足、左足、ボディバランス、ドリブル」と香川を絶賛している。
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そんなレヴァンドフスキは父から柔道を教わったほか、昨年のバロンドールではカシオの時計をつけるなど日本と縁がある。