新鉄道会社「ハピラインふくい」駅員や車掌、運転士の制服発表 襟なしジャケット、ストライプ柄のシャツで独自性

発表された「ハピラインふくい」の制服=3月14日、福井県福井市のハピリンホール

 2024年春の北陸新幹線福井県内延伸に伴いJR北陸線の運営を引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」は3月14日、社員の制服を発表した。乗客が「信頼感」「明るさ」「清潔感」を感じ、社員が快適に着用できるデザインに仕上げた。開業に合わせて着用する。

 駅員や車掌、運転士が着用する「接客服」はグレーを基調に、ピンクのストライプ柄のシャツで温かさを感じさせるデザイン。ジャケットは襟のないノーカラーで着心地の良さを追求した。施設や車両の保守・整備に当たる技術職の制服は、作業の安全性を考慮し、目立つ色合いのライムグリーンを採用した。

 鉄道会社の制服を多く手掛けている日本ユニフォームセンター(東京)がデザイン制作し、デザイン事務所「アーチザン&パートナーズ」(福井県福井市)の景山直恵代表が監修した。

 福井市のハピリンホールで開かれた発表会見で小川俊昭社長は「ノーカラージャケットやストライプ柄のシャツなど他の鉄道会社にはない独自性があり、福井の新しい鉄道会社としてスタートする気持ちを前面に押し出せた」と語った。

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 モデルを務めた女性社員(21)は「軽くて着心地が良い。色合いは落ち着きがありつつ明るく柔らかい印象。地域の皆さんに親しんでもらえる鉄道会社になるよう頑張っていきたい」と気持ちを引き締めていた。

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