メルセデス・ベンツ日本は3月15日、エンジンルーム内の電気配線に不備があるとして、ハイブリッド車「C200」「C200 4MATIC」の2車種計3077台(2019年7月~21年1月輸入)のリコールを国土交通省に届け出た。国内で火災が5件あった。
国交省によると、車体に配線を接続するナットが規定の強さで取り付けられていない場合がある。走行中の振動などで緩んで電気抵抗が増し、発熱したり部品が溶けたりする可能性がある。
改善措置として全車両、エンジンルーム内の48Vアース配線のナットの緩みを点検。緩みがある場合はアース配線やナットの接触面を点検し規定トルクで締め付け直す。接触面に損傷がある場合や周囲に溶損がある場合は関連する部品を新品に交換する。
またエンジンの制御プログラムの問題でアイドリング中にエンストする恐れがあるとして、8車種計7640台(18年2月~20年8月輸入)のリコールも届けた。不具合申告が151件あった。
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電気配線不備に伴うリコールの対象車種・型式
エンジン制御プログラム問題に伴うリコールの対象車種・型式