障害の有無にかかわらず、どんな子どもも楽しく遊べるインクルーシブ遊具を整備した広場が19日、神奈川県平塚市総合公園（同市大原）にオープンする。広場は障害者関係団体との対話を重ねて遊具などを選定、クラウドファンディング（CF）を活用して整備資金を募るなど多くの人が関わって完成。市によると、インクルーシブ広場は県内では藤沢市に次いで2例目という。
広場は同公園の「わんぱく広場」「平塚のはらっぱ」「ふれあい動物園」に囲まれた約3200平方メートルに整備。車いすのままデッキに入り、滑り台で滑ることもできる複合遊具やスイング遊具、視覚障害者も楽しめるように手や足で押すと音が出る楽器遊具など8種類の遊具がある。広場の周りを、都内など先行する自治体にあるようなフェンスではなく、低い植栽で囲むようにしてある。広さ、遊具数とも藤沢市のものを上回るという。
