FAカップ準々決勝が19日に開催され、三笘薫のブライトンが4部リーグ所属のグリムズビー・タウンと対戦した。
4回戦では三笘の劇的逆転弾でリヴァプールを下すなど、FAカップを制してきたチーム特有の雰囲気を放つブライトン。今季ダークホース的立ち位置のグリムズビーとの一戦では、自力の差を見せつける。開始6分にモイセス・カイセドがペナルティエリア手前の中央からシュートを放つと、GKが弾いたボールにデニス・ウンダヴが反応。右足で押し込み、ブライトンがいきなり先制に成功する。
リードして試合を折り返したブライトンは後半開始間もない51分に、アレクシス・マクアリスターの浮き球のパスをエヴァン・ファーガソンが上手くトラップし、右足で落ち着いて流し込み追加点をゲットする。攻撃の手を緩めないブライトンは70分に細かいパス回しで中央を崩すと、再びファーガソンがネットを揺らして3点目。さらに82分にはアダム・ウェブスターがペナルティエリア手前からふわりとしたパスを送り、ソリー・マーチが頭で合わせて4点目を奪う。
勝利をほぼ手中に収めたブライトンは、試合終了間際の90分に高い位置でボールを奪取してショートカウンターを発動すると、ダニー・ウェルベック、パスカル・グロスと繋いだボールに三笘が反応。ペナルティエリアのライン上から右足を振り抜き、DFに当たってゴール左隅に吸い込まれる。群雄割拠のプレミアリーグを戦う意地を見せつけたブライトンが、5-0でグリムズビーを粉砕して準決勝に駒を進めた。
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