「敗退したなら家に帰れ!」モウリーニョがUEFAの大会フォーマットを痛烈批判

モウリーニョがUEFAの大会形式を糾弾 @Getty Images

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は、UEFA(欧州サッカー連盟)が定めたレギュレーションを痛烈批判した。

UEFAヨーロッパリーグを戦うローマは16日に、ラウンド16で久保建英が所属するレアル・ソシエダと対戦。敵地レアレ・アレーナでスコアレスドローに終わり、2戦合計2-0で勝利し準々決勝進出を決めた。

モウリーニョはソシエダ戦後に選手やファンを称え、「私たちは世界最高のチームではないが、堅実な集団だ。またこの試合のために足を運び、敵地で私たちと共に苦しい戦いをやり遂げたファンに感謝したい」とコメント。「すでにレッドブル・ザルツブルクとソシエダという2つの質の高い相手を退けている。多くの質の高いチームと共に準々決勝にいるが、これからも見ることが出来るだろう」とEL制覇に自信を覗かせた。

現在UEFAのフォーマットではチャンピオンズリーグ本戦グループステージ3位に終わったチームがEL決勝トーナメント・プレーオフに、EL本戦グループステージで3位だったチームはヨーロッパカンファレンスリーグの決勝トーナメント・プレーオフに回る。セリエA勢ではユヴェントスがCLグループステージ敗退となり、EL決勝トーナメントのラウンド16でフライブルクを破りベスト8進出。ELグループステージで3位フィニッシュとなったラツィオはUCLラウンド16で菅原由勢のAZと激突し、2戦合計2-4で敗退が決定している。

大会を跨いで決勝トーナメントを戦うUEFAの形式に、モウリーニョ監督は「私の見解では、そこにいるべきではないチームがいる。大会から敗退したのなら家に帰るべきだ!」と糾弾。ELはリーグを勝ち抜いたチームたちのためにあるべきなんだ。ラツィオは元々UCLに出場していないだろう?そうあるべきなんだよ」と厳しい口調で語っている。

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