「SNSで知り合った相手とメッセージアプリでやりとりをし、ウイルス感染したと言われ、別のサイトを案内された。連絡先を交換するにはサイトへの登録が必要で、登録料や交換手続きのためのポイントを購入した。その後、操作ミスと言われ次々請求され、約50万円をコンビニ決済した。だまされたので返金希望」という相談がありました。
SNSをきっかけとしたトラブルに遭うケースが20代までの若者に増えています。SNS上では話の合う「知り合い」でも、本当に信頼できる相手かどうかは分かりません。出会い系サイトで知り合った人から、怪しい副業サイトや投資話などの勧誘を受けたという相談もあります。
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また、運転免許証など身分証明書の情報を送るよう求められるケースもあり、いったん送信すると取り戻すことは難しく、より大きなトラブルに発展することがあります。絶対に送らないようにしましょう。
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今回は、電子マネー会社とサイト運営業者に経緯書を出し、交渉した結果、一部返金となりました。不安なことがありましたら、消費生活センターにご相談ください。
福井県消費生活センター=電話0776(22)1102、福井県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。
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