34年ぶり出場の北陸高校、18日第2試合の初戦・高知とどう戦う 選抜高校野球2023、両校監督に聞く

北陸の林監督
高知の浜口監督(高知新聞社提供)

 第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕・甲子園)に34年ぶりに出場する福井県の北陸は、大会第1日(18日)の第2試合(午後2時半開始・繰り下げ後の時間)で高知との1回戦に臨む。北陸の林孝臣監督、高知の浜口佳久監督に相手校の印象や戦い方などを聞いた。

北陸・林孝臣監督「先取点取って投手陣でしのぐ」

 -相手チームの印象は。

 2年連続の出場、さらに20度目という歴史もある。毎年、明徳義塾(高知)と切磋琢磨(せっさたくま)しており、強い。

 -相手の投手陣は。

 信頼されている投手が多く、継投できる強みがある。いち早く相手投手を攻略し、早い段階で交代させる必要がある。

 -相手の打線は。

 各打順で自分の役割を理解して試合を進めている。クリーンアップは力強い打球を放っており、特に警戒したい。

 -理想の試合展開は。

 先取点を取って投手陣でしのぎ、ロースコアの展開に持ち込みたい。

 -甲子園で初采配となる。

 (チームが)硬くならないよう、攻めて攻めていける作戦や戦術を見せていきたい。

 -初戦への意気込みを。

 良いプレーはみんなで喜び、悪いプレーはみんなでカバーし合って、最終的に試合に勝っていればよい。試合に出場する選手、ベンチの選手、スタンドの選手、全員が一体となって戦いたい。勝ち負けはその後だ。

高知・浜口佳久監督「ロースコアの展開、後半勝負か」

 -相手チームの印象は。

 (昨秋の)明治神宮大会ベスト4の実績がある。バッテリーを中心に、守りが非常に堅く、チャンスに非常に強い。

 -相手打線の印象は。

 職人的な打者もいれば、長打を打てる友廣陸君、平田海智君、小南亮太君など多彩な打者陣。ある程度の出塁は仕方ないが、上位で走者をためないようにしたい。

 -自チームの特徴は。

 走攻守などで抜けた選手はいないが、全体的にバランスが取れている。

 -投手陣の仕上がりは。

 球数やイニング数、出力などが徐々に上がってきている。自分たちの力を出せれば、どこと対戦してもそれなりに良い投球ができる。

 -試合展開のイメージは。

 ロースコアの試合になるだろう。数少ないチャンスをものにする練習をしてきたので、先制点を取って有利に進めたい。先制点を取られて劣勢になっても、自分たちの1点目を確実に取っていくことを心掛けたい。最終的には(七回以降の)後半勝負だと思っている。

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