JR芦原温泉駅のにぎわい施設「アフレア」オープン 北陸新幹線の福井県内開業に向け、8千人が来場し石原良純さんトークも

オープン記念イベントが開かれ、大勢の来場者でにぎわうアフレア=3月19日、福井県あわら市春宮1丁目

 来春の北陸新幹線福井県内開業に向け3月19日、福井県あわら市のJR芦原温泉駅西口ににぎわい施設「アフレア」がオープンし、記念イベントが開かれた。市内外から大勢の人が訪れ、開放感あふれる施設での催しを楽しんだ。

 アフレアは地上3階建て、延べ床面積は1948平方メートル。1階には屋内ホールと屋外の屋根付き広場のほか、観光案内所が入り、物販店舗も開業予定。2階には県内観光地を紹介する「ふくいミュージアム」やキッズスペースがある。

⇒東京が近くなる、まちが変わる…北陸新幹線が福井県にもたらすものは 2024年春開業、期待と課題

 市によると、この日の来場者は約8500人。トークショーに出演したタレントで気象予報士の石原良純さんは「いろんな場所に行くのもいいけど、同じ場所に時を変えていくのもいい」と旅の魅力を語り、新幹線の開業効果については「関東圏から圧倒的に近くなる。(1年後は)かなり盛り上がる」と語った。

 イベントに合わせ、1階広場には剱岳そばやあげステーキ丼といった食や雑貨のブースが並んだ。ふくいミュージアムは、湯おけで水をくみ上げるしぐさをすると、観光情報が映像で得られる仕掛けになっており、壁面には巨大な県内観光マップが描かれている。東尋坊を模した遊び場やボルダリングコーナーもある。

 友人と訪れたあわら市の女性(77)は「地元がにぎわってうれしい。しっかりPRして、開業までに、にぎわいを定着させてほしい」、家族3人で来た福井市の男性(46)は「開放感があるし、子どもと一緒に楽しめる。周辺にもにぎわいが広がっていけば」と期待した。

© 株式会社福井新聞社