ティラノサウルスレース カラフルな恐竜たちがビーチを全力疾走 広島でも

春のビーチに現れた、色とりどりの “恐竜たち” が、足の速さを競いました。

ビーチにカラフルなティラノサウルスが集まりました。恐竜の着ぐるみを着て走る「ティラノサウルスレース」の参加者です。

レースを前に準備運動です。最強の肉食恐竜が素直に整列して、けが防止への心配りをするという、なんともシュールな光景に場が和みます。

― 正々堂々と勝負することを誓いますか。
「ガオー」

そして、いよいよレースが始まりました。この競技はアメリカ発祥とされ、その後、日本で全国に広がっていき、県内では今回、初めて開催されることになりました。

6歳から68歳までの男女およそ220人が恐竜になりきって、成獣の部のオスとメス、小学生までの幼獣の部合わせて3部門で、およそ40mの砂浜を全力で疾走してゴールをめざしました。

砂に足を取られて思うように前に進まないようで苦戦する恐竜たち、続出です!

中には下着をつけた恐竜も…。日常を忘れて思うぞんぶん楽しむ参加者たち。会場は笑顔と歓声に包まれます。

参加者たち
「みんなでワイワイ盛り上がるところが楽しいですね」

「久しぶりにこんなに走る機会を設けてもらって感謝しています。また参加したいです」

レースを主催した 神尾知鶴衣 さん
「着ぐるみ1枚はさんで、いろんな人との交流だとか距離の取り方だとかを学べる場になったらいいなと今回、開催しました。感情を爆発させてもらえるイベントになればいいかなと思います」

次回のティラノサウルスレースは、5月4日に東広島市で開催されるそうです。そして、その後も定期的に県内各地で開催していきたいとしています。

― 主催した神尾さんは、軽食を販売するキッチンカーで広島県内各地を回っていますが、お客さんから「コロナでイベントが中止となり、親子の思い出が少なくてさびしい」という声が多かったと。それならばと、参加しても見ても楽しいこのレースを開催しようと思い立ったということです。

次回の東広島市では砂浜ではなく、街中を走る予定だそうで、走りやすいかも知れませんが、けがには気をつけないといけませんね。

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