ファミリー世代を取り込め 郊外商業施設が相次いでリニューアルオープン

広島市周辺にある2つの商業施設が新たな装いとなってスタートを切りました。地域の特性に合わせて新たな需要を取り込もうという売り場になっています。

広島市安佐南区できょう(17日)グランドオープンした、『ラクア緑井』です。
午前10時の開店には、およそ400人が、列を作りました。

去年8月に天満屋緑井店を譲り受け、1階フロアを中心に34店舗でスタートしたましたが、きょうのグランドオープンで60店舗が入る商業施設となります。

こちらは、きょうオープンしたAlpenOutdoors(アルペンアウトドアーズ)です。240ブランド5万点以上を揃える体験型セレクトショップです。

『お花見から始めるファミキャン』をテーマに初心者も楽しめるような紹介コーナーも設けられています。

来店客
「来るたびに変わって面白いなと思って。遊べる施設もあり、遊ばせながら買い物も出来るので良い。家族でキャンプなどやってみたいと思います」

藤森憲也 記者
「ファミリー層が多い地域とあって、子どもから大人まで楽しめる絵本がズラリと並んでいます」

内外の絵本と絵本から生まれたグッズを取り扱う『えほん+えほん』が、西日本初登場です。

フジ・リテイリング 森伸也 SC管理マネージャー
「若い層が来ていただけるような施設や店舗が入っているので、今後もファミリー層の多くの来店を期待しています」

ラクア緑井の店舗面積は、1万5440平方メートルで、年商60億円を見込んでいます。

さらに別の商業施設もリニューアルオープンしました。

リニューアルしたのは・・・

去年10月の1階フロアのリニューアルに続き、第二期としてリニューアルオープンするのは、イオンスタイル広島府中です。

2階の『衣料品・暮らしの品』売り場を刷新しました。

こちらは、Z世代の買い物拠点を目指した売場です。人気アニメや企業とのコラボ商品やメジャーリーグの公式キャップなど、話題のアイテムが店頭に並んでいます。

寝具コーナーは、これまでの1・5倍に拡大し、新たにジュニア寝具のコーナーも登場です。また、およそ60柄が並ぶカバーリングは、選ぶ楽しさが味わえます。

藤森憲也 記者
「こちらは、冷蔵庫にワイヤレス充電を備えた多機能型のスマートテーブル。
まさに魅せる家電です」

こちら!カメラ付の冷蔵庫は、中身写した画像をスマートフォンに送ることで、無駄のない買い物をアシストしてくれます。
最新の『スマートライフ』を提案する売場は、デジタルネイティブ世代から注目を集めそうです。

イオンスタイル広島府中 久保和義 店長
「若い世代、ニューファミリー。40代50代とその子ども。今回はそういう若い世代も含めて、ご要望の商品、新しい生活提案が出来るような商品などを準備しました」

イオンは、今月から県内の一部売場で、G7広島サミットに向けたSDGsの取組みとしてプラスチック製のレジ袋から紙袋への切り替えもスタートしました。

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