LRTの電力ケーブル切断され盗まれる 300メートル被害 宇都宮市発表

8月開業予定の次世代型路面電車(LRT)

 宇都宮市は20日、同市竹下町にある次世代型路面電車(LRT)の「飛山城跡停留場」東側付近で、電力ケーブル約300メートルが盗まれたと発表した。市は同日、宇都宮東署に被害届を提出した。同署は窃盗事件とみて捜査している。

 市LRT整備課によると、電力ケーブルはLRT車両に電気を供給するためのもので、軌道脇の側溝(トラフ)に格納されている。市職員が同日午後5時ごろ、側溝のふたにがたつきがあったためトラフを点検したところ、電力ケーブルが切断されなくなっていた。

 LRT運行会社「宇都宮ライトレール」が15日に巡視点検した際には、異常なかったという。市は被害総額やLRTの試運転への影響について調査している。

© 株式会社下野新聞社