【栃木】2019年の台風19号によって決壊した永野川の改良復旧工事現場見学会が18日、開かれた。
工事を受注する会社などでつくる永野川改良復旧工事等安全協議会が主催し、昨年8月に続き2回目。ウオーキングを楽しみながら、長く続く工事への理解を深め、災害に強くなる永野川を実感してもらおうと企画した。
この日はあいにくの雨となったが、市民ら約120人が市大平健康福祉センター「ゆうゆうプラザ」に集まった。大平町真弓の町田橋から大平町榎本の両名橋までの川岸約3.6キロを1時間かけて歩き、河道掘削や大型ブロックを設置する護岸工事が進められている現場を見学した。
友人と参加した川原田町、会社員柴原恵子(しばはらけいこ)さん(54)は「市民の命を守るための事業。完成すると安心して暮らせるようになるんだと実感できた」と話した。