「来年は盛大に! 」 4年ぶり 宮島で「清盛まつり」

宮島(広島・廿日市市)の繁栄の礎を築いた平清盛をしのぶ恒例の「清盛まつり」。本来の規模ではありませんが、4年ぶりに開催されました。

「春を呼ぶ宮島 清盛まつり」は、一般募集を行わず、規模を縮小して行われました。

準備するスタッフ(etto宮島交流館)
「頭が出てこん…」

4年ぶりとあって、準備作業もたいへんです。清盛公行列には、宮島観光協会の役員が仮装し、清盛公は 中村靖富満 会長が務めます。

宮島観光協会 中村靖富満 会長
「少し重たいですけど、身が引き締まる思いです」

「いざ、出立!」―。いよいよ、出発です。

予定では、ここから行列で厳島神社へ向かうはずでしたが、あいにくの雨。車で移動します。

社殿に一行12人が登場すると、外国人観光客をはじめ多くの参拝客がスマホ片手に熱心に撮影していました。

中には、このまつりを見ようと県外から訪れたという人もいて、清盛公一行の “平安絵巻” に感動した様子でした。

清盛公に扮した宮島観光協会 中村靖富満 会長
「4年ぶりで少し準備に手間取ったところもありましたが、来年は周到な準備をして、盛大な祭りを実施したい」

先月の宮島の来島者数は26万9333人で、2月単月の過去最高を記録。世界遺産の島でアフターコロナの観光需要回復に期待がふくらんでいます。

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