オランダ商館長がやってきた? クルーズ船寄港でパフォーマンス 長崎・出島和蘭商館跡

解説パフォーマンスするウィレム・ダイクマンさん=長崎市、国指定史跡「出島和蘭商館跡」

 オランダ商館長がやってきた!? 長崎市出島町の国指定史跡「出島和蘭商館跡」で、オランダ人の男性が17世紀後期のカピタンの衣装を身にまとい、クルーズ船の寄港に合わせて解説パフォーマンスをしている。31日まで。
 男性はオランダ・マーストリヒト市の元学芸員、ウィレム・ダイクマンさん(67)。17世紀末に同商館長を務めた故ヘンドリック・ダイクマン氏と名字が同じと知り、「もしかしたら子孫かも」とこのイベントを企画し、来日した。
 カピタンの他、幕末に来日したオランダ人事業家の衣装も用意した。「出島は一種のタイムマシン。オランダとの共通点を紹介していく」と使命感にかられている。

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