「福井城下」歩いたら“カラフル御城印”できた 福井市街地でスタンプラリー開始

スタンプを押し御城印を完成させていく参加者=3月21日、福井県福井市大手3丁目の佐佳枝廼社

 福井城に関連する施設を巡るまち歩き企画「重ね捺(お)し御城印スタンプラリー」が福井県の福井市街地で始まり3月21日、ガイド付きの記念イベントがあった。県内各地から訪れた10人が福井城周辺の歴史を感じながら御城印を完成させた。

 スタンプラリーは、北陸新幹線の県内延伸に向けて県内外の人に福井の成り立ちを知ってもらおうと福井県が企画し18日に始まった。柴田神社、佐佳枝廼社、福井城址、福井市立郷土歴史博物館、養浩館庭園の5カ所に置かれたスタンプを専用台紙に重ねて押すと、御廊下橋と石垣を臨むカラフルな桜景色の絵柄が完成する。

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 この日は柴田神社から出発し、市内でバスガイドを行う松田多佳子さんが初代福井藩主・結城秀康の生い立ちや石垣の積み方などを紹介した。越前町の男児(12)は「絵が出来上がっていくのがおもしろい。福井の人でも知らないことがあるから挑戦してほしい」と話していた。専用台紙(300円)は県庁と養浩館庭園を除く3カ所で販売している。

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