カージナルスが34歳のマイコラスと契約延長 2年4000万ドルで合意

日本時間3月25日、カージナルスは34歳の先発右腕マイルズ・マイコラスと2年間の契約延長に合意したことを発表した。今季の開幕投手を務めるマイコラスは、4年6800万ドルの契約最終年を迎えており、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる予定だったが、これで2025年までカージナルスでプレーすることに。2年4000万ドルの内訳は、契約ボーナスが500万ドル、今季の年俸アップ額が300万ドル、2024年と2025年の年俸が各1600万ドルとなっている。

マイコラスは昨季3年ぶりに故障なくシーズンを過ごし、33試合(うち32先発)に登板して自己最多の202回1/3を投げ、12勝13敗、防御率3.29、153奪三振をマーク。与四球率1.73と抜群の制球力は健在で、メジャー復帰1年目の2018年以来4年ぶり2度目のオールスター・ゲームに選出された。

カージナルスは先発ローテーション5人のうち、スティーブン・マッツを除く4人(マイコラス、アダム・ウェインライト、ジョーダン・モンゴメリー、ジャック・フラハティ)が今季終了後にFA(ウェインライトは引退)となる予定だったため、来季以降に向けた先発投手陣の整備が急務となっていた。マイコラスはフロリダ州ジュピター出身ということもあり、自宅からキャンプ地に通えるカージナルスの環境を気に入っており、契約延長の最有力候補と目されていたが、大方の予想通りにシーズン開幕前に契約延長が成立した。

マイコラスは「僕はここ(フロリダ)で育ち、学校を抜け出してスプリング・トレーニングの試合を見に来たこともあった。長いあいだカージナルスのファンだったんだ。日本から戻ってくるときはカージナルスでプレーしたいと思っていたし、これからもずっとここでプレーしたい」と契約延長に大喜び。今季は故障したウェインライトに代わって4年ぶり2度目の開幕投手を務めることが決まっており、先発ローテーションの柱として期待は大きい。

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